ビートルズについて

 1960年に活躍していたロックバンド「ビートルズ」の事を知らない人はおそらくほとんどいないでしょう。米国を初め各国においても高い人気を誇るそんなビートルズですが、ギネスレコードにおいても最も成功したアーティストとして認定され、また「ローリングストーンの選ぶ歴史上もっと偉大なアーティスト」にも選ばれておりました。また本国英国においては外貨獲得に貢献したという理由でエリザベス2世からMBE勲章を獲得し、ロックの殿堂入りを果たしてからは、「ビートルマニア」と呼ばれるファンを着実に増やしてきました。そんなビートルズについてと、彼らがその後の音楽に与えた影響についてこのサイトでは解説していきます。

名前の由来

「BEATLES」という名前は、BEATとBEETLEをかけたダブルミーニングになっており、元々ジョンとスチュアート・サトクリフが考えた造語だったそうです。ジョンレノンの言葉によると、この名前を提案したのは1960年の4月で、バディ・ホリーのバンド名である「バディ・ホリー&ザ・クリケッツ」のクリケッツにあやかって、同じ昆虫で、同じように2つの意味を含んでいる言葉としてビートルズを思いついたとのことです。しかし、バンド名を「ビートルズ」にした頃に、クラブ出演の仕事を依頼してきたブライアン・キャスにその名前を嫌われてしまい(海外ではBEETLEはカブトムシだけでなく甲虫全体を指すため害虫のイメージが強い)、出演条件として改名を提案され「ロング・ジョン&ピーシズ・オブ・シルヴァー」という名前が提示されました。話し合いの上、お互い譲り合う形で『ロング・ジョン&シルヴァー・ビートルズ』と名乗る事になったが、その後ロング・ジョンがとれて「シルヴァー・ビートルズ」と名乗る様になりました。ただし同年8月から行われた最初のハンブルク巡業で出演したクラブ「カイザー・ケラー」の広告に出演者として記載された時点でようやく「The Beatles」という表記になっております。

メンバー

ジョン・レノン(John Lennon)

ボーカル、リズムギター、リードギター、ベース、ハーモニカ、オルガン

代表曲

  • Imagine
  • Happy Xmas (War Is Over)
  • Power To The People(人々に勇気を)
  • (Just Like) Starting Over(スターティング・オーヴァー)

ポール・マッカートニー(Paul McCartney)

ボーカル、ベース、リードギター、アコースティックギター、ドラムス、ピアノ、メロトロン、モーグ・シンセサイザー

代表曲

  • Say Say Say
  • Coming Up
  • Ebony And Ivory
  • With A Little Luck

ジョージ・ハリスン(George Harrison)

リードギター、ボーカル、リズムギター、シタール、タンブーラ、ソードマンデラ、モーグ・シンセサイザー

代表曲

  • ドント・バザー・ミー (Don't Bother Me)
  • アイ・ニード・ユー (I Need You)
  • ユー・ライク・ミー・トゥー・マッチ (You Like Me Too Much)
  • 恋をするなら (If I Needed Someone)

リンゴ・スター(Ringo Starr)

ドラムス、パーカッション、ボーカル

代表曲

  • Photograph(想い出のフォトグラフ)
  • It Don't Come Easy(明日への願い)
  • Only You(And You Alone)(オンリー・ユー)

デビュー前のメンバー

ピート・ベスト

ドラムス

スチュアート・サトクリフ(Stuart Sutcliffe)

ベース

基本的なバンド編成

 基本的な編成は「ギター2、ベース、ドラム」という形になっていますが、元々は「ギター3、ベース、ドラムス」という編成だったものの、スチュアート・サトクリフが脱退して4人編成に変わり、ギター担当の1人だったポールがベースに転向した事でビートルズというバンドは確率されました。更に、ピート・ベストにドラム担当からデビューの直前でリンゴ・スターにドラムスが交代し、パーロフォンからレコード・デビューする1962年10月の時点では「ギター2、ベース、ドラムス」という編成となっています。

 この編成は1961年に「ギター×3、ベース、ドラムス」という編成で行われた2度目のハンブルク巡業が終了した時点で、それまでベースを担当していたスチュアート・サトクリフが脱退して4人編成に変わり、ギター担当の1人だったポールがベースに転向した事で確立されました。デビューから2枚のアルバムは2トラックレコーダーのみで録音していたため、原理としてこの編成による一発録りで録音されてましたが、「ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」からは四トラックの多重録音が可能になり、演奏のみのベーシック・トラックとボーカル、リード楽器を別個に録音するといったような録音方法が採られる様になります。中期から後期の作品では、ポールが主に自作曲でピアノを担当する時に、ジョンがベースを担当する例もある他、1968年のホワイトアルバム録音時におけるリンゴの脱退騒動に絡んで「バック・イン・ザ U.S.S.R.」と「ディア・プルーデンス」はポールがドラムスを担当しています。その他、曲によってはメンバー各人がパーカッションを演奏しています。リードギターは基本的にジョージが担当していますが、曲によってはジョンまたはポールもリードギターを担当しています。ジョンのリードギターは「ゲット・バック」や、「ユー・キャント・ドゥ・ザット」、「アイ・ウォント・ユー」等で聴くことができます。ポールは「涙の乗車券」のフェイド・アウトの部分でベースに加えてリードギターを担当し、「バック・イン・ザ U.S.S.R.」やジョージ作による「タックスマン」の間奏部とラスト部分等においてもリードギターを弾いています。また「ブラックバード」等のアコースティック・ギターもポールが担当しています。ちなみに「ジ・エンド」の間奏部分はポール、ジョージ、ジョンの順番でギターソロ・リレーを演奏しています。

ボーカルに関して

 四人全員がどれかの曲でボーカルを担当していますが、初期の「シー・ラヴズ・ユー」「抱きしめたい」等、基本的にはジョンとポールの2人がリード・ボーカル(メイン・ボーカル)を担当することがほとんどです。ジョージは「サムシング」や「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」、「タックスマン」等の自作曲でボーカルを担当し、リンゴは「イエロー・サブマリン」や「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」等、比較的コミカルな曲でボーカルを担当しています。これは両曲のメイン作曲者であるポールが、リンゴにはシリアスな曲は似合わないと考えているためです。

ビートルズの楽曲と映像

 数々の曲を生み出しているビートルズですが、特に有名なのは「プリーズ・プリーズ・ミー」 「抱きしめたい」 「ヘルプ」 「イエスタデイ」 「ミッシェル」 「イン・マイ・ライフ」 「愛こそはすべて」 「ヘイ・ジュード」 「ゲット・バック」 「レット・イット・ビー」 といった楽曲になります。他にも映像作品なども数多く撮影されており、『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』や『レット・イット・ビー』などが有名です。 

ビートルズとそれからの音楽について